【鬼石つくり手インタビュー:羊毛作家achatonさん】羊毛で描く夢の世界

鬼石のこと

鬼石に縁のあるつくり手さんに話を聞く連載企画「鬼石つくり手インタビュー」
記念すべき第1回目は鬼石の工房で制作をしながら、県内外のイベントで活躍中の羊毛作家achatonさん。
お話を伺うため、工房にお邪魔してきました。

顔出しはNGとのことで、作品のマトリョーシカちゃんをアイコンに。

—–

SHIRAYURA
SHIRAYURA

改めましてよろしくお願いします。

achatonさん
achatonさん

よろしくお願いします(*^^*)

SHIRAYURA
SHIRAYURA

えっと。achatonさん、この工房に入ってからどのくらいでしたっけ。

achatonさん
achatonさん

…どのくらいだっけ。4,5年?ASTERさん、一緒に入ったよね?

SHIRAYURA
SHIRAYURA

…えーと。たぶん4,5年。

achatonさん
achatonさん

(笑)

SHIRAYURA
SHIRAYURA

昔からハンドメイドが好きだったんですか?

achatonさん
achatonさん

んー・・・。
手芸、とか家庭科が好き、というよりは、どちらかっていうと図工が好きだったなー。
絵をかいたり工作が好きな子供だったよ。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

大人になってものづくりの世界に入ったきっかけは何だったんでしょう?

achatonさん
achatonさん

なにかを作るのはもちろんずっと好きだったけど、
20年くらい前にたまたま行った書店でドールハウスの本を見つけて買ったのがきっかけだったかな。
それからドールハウスの本を買い集めるようになって。
そのうちに、自分でドールハウスの部品を集めて小さなモノをつくるようになって。
ちょうどドールハウスの部品とかのついた雑誌が発売され始めた頃だったんだよね。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

ドールハウスがスタートだったんですね。
achatonさんの作品がちっちゃくて可愛いのが多いのも納得。

 


achatonさんの工房にその当時作られたドールハウスが飾られている。
細かいし精巧。キットだとしてもすごい。

 

SHIRAYURA
SHIRAYURA

キットを作られたりしていたところから、
作品を販売するようになったきっかけはなんだったんでしょう?

achatonさん
achatonさん

子供が幼稚園の時にお友達のママに地区のお祭りに
誘ってもらって出店したのが最初だったかな。

その時は粘土でお野菜とか季節のものをミニチュアで作ってマグネットにして販売したのかな。
ビーズアクセサリーとかも作ったし、色々作ったよ。

 

そう。
achatonさんは羊毛だけでなく作れるものが実に多彩。
ドールハウス、消しゴムはんこ、エコクラフト、
ビーズ細工に、粘土細工、ペーパークラフト。
(たぶんもっとある。)
しかも、それぞれ作品が高レベル。


前回のオープンスタジオの時に作ってくれた折り紙のクリスマスオーナメント
ラメ入りのグルーを使うことで折り紙とは思えない仕上がりに。


ハロウィンイベントの時のクモの巣もachatonさんのアイディア。
黒の毛糸で白い壁面があっという間にフォトスポット。

技術ももちろんだけれど、とにかく発想力がすごい。

 

SHIRAYURA
SHIRAYURA

羊毛を始めたきっかけはなんだったんでしょう?

achatonさん
achatonさん

お友達が作った羊毛の犬を見せてもらって。
わー!これ作ってみたーい!!って思ったの。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

意外と普通の入り口!(笑)

achatonさん、色々作られてきてますよね。
出会ったころのachatonさんのイメージって羊毛ももちろん作られてるけど、いろんなものが作れる人、っていう感じだったんです。
でも、今は羊毛作品がほとんどですよね。
なぜ色々作ってきた中から羊毛をメインに選んだんでしょう?

achatonさん
achatonさん

昔から、自分が見る夢がすごく好きだったの。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

夢?夜見る夢?

achatonさん
achatonさん

そう。フルカラーで見るんだよね。
でもこの夢の世界を他の人にも見せたいと思っても、
映像にできるわけじゃないし、言葉で説明してもうまく伝わらないじゃない?

すごくもどかしくてね。
できるなら直接頭の中のぞいてもらいたかったくらい。

なんか方法無いの!?って
頭の中を表現できるものをずっと探してた。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

それが羊毛だった?

achatonさん
achatonさん

うん。
羊毛をやり始めた時に
あっ!これなら自分がイメージしてるものが形にできる!!
ってすごく嬉しかった。

ちゃんと形になるまですごく時間がかかるときもあるけど、
ゼロから自分の世界が表現できるのがすごく楽しいんだ。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

achatonさんの作品が統一された雰囲気があるのは
夢の中の世界を再現してるからなんですね。

achatonさん
achatonさん

うん。
頭の中の映像を再現してる感じ。


小人が住んでいそうなキノコのおうちやかわいらしい動物や雪だるまたち。
工房内はachatonさんの夢から描かれているかわいらしい世界が広がる。

 

SHIRAYURA
SHIRAYURA

これからチャレンジしたいことってありますか?

achatonさん
achatonさん

楽器!

SHIRAYURA
SHIRAYURA

楽器!?
次はどんなものを作りたいですかって意味で聞いたつもりがまさかの回答(笑)

achatonさん
achatonさん

(笑)
ものづくりってアウトプット作業じゃない?
そうすると、出し続けてたら枯れちゃうから、
やっぱりインプットが必要。

人によっては他の人の作品を見ることだったり、本を読むことだったり、
色々あると思うんだけど、
私の場合は自分が体験した色んな楽しいことなんだよね。
そこからインスピレーションを得ることも多いんだ。

SHIRAYURA
SHIRAYURA

それで楽器。
楽しい事が作品につながるっていいですね!

これからのつくり手としての目標ってありますか?

achatonさん
achatonさん

今、けっこう幸せだからな~。
このまま作品を作っていけて、いろんな人の手に取ってもらえれば嬉しい(*^^*)

SHIRAYURA
SHIRAYURA
今しあわせって言えるってすごく素敵!
これからもご活躍を祈ってます☆
今日はありがとうございました!
achatonさん
achatonさん

ありがとうございました(*^^*)

—————

ほっこり暖かくて楽しいひだまりのような作品を作るachatonさん。
ご本人も前向きで明るいかたでした!

優しい思い、そしてたくさんの愛情がこもっていることが伝わる作品ができるのは
やっぱりご本人が楽しんで作られているからこそなんだな、と
今回お話を伺って改めて感じました。

achatonさん、ありがとうございました!

achatonさんの作品はご本人のブログでも見ることができます。

https://blogs.yahoo.co.jp/achatonn

実物が見てみたい!という方は是非2019年1月のオープンスタジオへ

Maniackers Factory Open studio
2019年1月19日(土)
10:00-16:00
群馬県藤岡市鬼石152-1
西側1階玄関よりお入り下さい

コメント